隣にある世界 雪のムルシア♯2

こんばんは!

今日は小春日和でとってもいい天気でした。

なのにまだ雪の記事が終わっていない・・

さて。

雪の降った週末に

自然公園に行きました。


もちろん、雪を見るためでもり、

山へ向かう幹線道路は

同じことを考えている人たちで渋滞(笑)






自然公園の中に入っていくと

管理の人が道路ぎわに立っていて


先の通行情報などを一台一台に教えていました。



それで渋滞だったのね・・(笑)



山の頂上の方へ行く前に

廃墟があり

何の廃墟なのかはよくわからないんですけど

丸い窓があって

整備したらキャンプ場にできそうなほど

何棟もの打ち捨てられた建物がありました。










ここからの眺めも良かったのですけど

この辺りは雪はもうほとんど溶けてしまったようで

足元はぬかるんでいましたが

木の陰に少しだけある残り雪を

子供達がかき集めて遊んでいました。






渋滞のせいで、

お昼ご飯の時間が迫ってきていたので

自然公園の中にあるレストランへ。



テーブルは予約でいっぱいでしたが

ラッキーなことに1つだけ空いていて、

タパスだったら注文できると言われたので

軽く腹ごしらえすることに。



左は豚肉のトマト煮、


これが美味しいんですけど

ジャガイモのフライ(炒めるのとフライの中間くらいでしょうか)に

ニンニクとビネガーがかかっている

パタタ・アル・アホ・カバニールというタパ。


ムルシアではよく食べられるようで

シンプルなんだけど美味しいんです。



ワインは赤ワインを注文したら多分地元のワインでしょうか、

何人ぶん?って聞かれて

瓶に入れて持ってきてくれました。


クセもなくって、すごく飲みやすかった。


スペイン版ラタトゥイユ、

ピスト。



これ、ナスが素揚げしてあるんですが

揚げてあると美味しいんですよねー。


だけど脂っこくなるので

他の野菜の量とのバランスがポイントだったりするんですが

とっても美味しかったー。


デザート盛り合わせ。


チーズクリームのプリンとか

チョコレートケーキとか。

上から撮ってみた。




デザート頼むと、

割とこういうざっくりした感じで出てくること多いです(笑)



腹ごしらえも終わったので

先へ進むことに。



肝心の雪をまだみてませんからねー。


頂上付近へ向かう道は

雪のために車は入れないようになっていました。


なので歩いて行くことに。







お天気も良くって

風は冷たかったけど

気持ちのいい日でした。


まだ雪は少ししかありません。





日陰にある雪で

雪合戦しながら上に登って行きました。




山の頂上まではまだありましたが

だんだんと日が暮れてくる頃。



このあたりでしばらく雪を楽しんだ後

引き返すことにしました。





帰りの下り坂はとっても楽で

日も暮れてきたからか

人も少なくなり



ちょうど登る人も

降る人もいなくなった道で


はっと見ると

下からヤギ達が道路を走って登ってきていました。



ヤギといっても

山に住んでいる野生のヤギで



丸く太い筒状のツノに

体は大きくって

びっくりしました。



向こうもびっくりしたようで

立ち止まって私たちの方をじっと見つめていましたが

下から登ってくる人たちの声がかすかに聞こえたので

木がある方へ逃げ込んだ後


しばらく様子を見て

ささっと

走って森の中へ消えていってしまいました。






ほんの1、2分の出来事だったんだけど


静かな森の道

白い雪

そしてツンとした冷たい風が吹く中

木々の間を差し込んでくる

金色の夕日を浴びながら

颯爽と駆け抜けて行くヤギ達は

本当に神々しくって

まるで別の世界にいるようで


下から登ってくる人たちの

賑やかな話し声に

その世界が吸い込まれるまで

私たちはただ

声もなく

彼らが立ち去った後も

しばしその場に立ち尽くしていたのでした。




切ないような

何だか胸がぎゅっとするような

背筋がしゃんとするような

なんかいろんなものが入り混じった思いで

家路に着きました。


今回は雪を見るのにたくさんの人たちが来ていましたが

普段の

人があまり多くない時には

野生の動物達が運がよければ見れるんだと

ムルシア人が言っていました。


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